2025 年 1月 31日 (金)
ホーム政治北朝鮮トランプ氏のラブコールにも…金正恩総書記、核施設視察「核の盾を強化すべきだ」

トランプ氏のラブコールにも…金正恩総書記、核施設視察「核の盾を強化すべきだ」

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北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が最近、核物質生産施設と核兵器研究所を視察し、国の「核の盾」をさらに強化する必要性を強調した。

党機関紙「労働新聞」によると、キム総書記はこの訪問で、兵器級核物質の生産プロセスや現在の生産状況、今後の計画について詳細に確認した。特に2025年までの核兵器研究所の計画達成が重要だとし、「核戦力強化のための道程で今年は極めて重要な転換点となる」と述べた。

キム総書記は、核技術の成果を「国家と国民の誇り」であり、「平和と安全保障は力を通じてのみ確保される」と強調している。敵対勢力との対立が避けられない中、「圧倒的な物理的力の蓄積が最も信頼できる平和の保証」と主張した。また、核戦力の強化を「国家主権と利益を守るための不可欠な要素」と位置付け、核抑止力の進化を続けることを強調した。

キム総書記は核兵器生産部門の科学者や技術者、労働者を称賛し、昨年「驚異的な生産実績」を達成したと評価した。また、北朝鮮が昨年9月に初めて公開した核兵器研究所と核物質生産施設についても言及した。これらは国際社会に向けた核能力の誇示であり、特に米国の対北政策に影響を与えるための戦略的動きとみられる。

最近、就任したトランプ米大統領が北朝鮮との対話を再開する意向を示したが、北朝鮮側はこれに応じる動きを見せず、むしろ核能力と軍事力をアピールする行動を取っている。北朝鮮は25日には戦略巡航ミサイルの発射実験も実施し、核兵器の威力を誇示する姿勢を鮮明にしている。

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