2025 年 1月 17日 (金)
ホーム経済流通韓国「国内観光促進の狙い」裏切られ…今年の旧正月、海外旅行需要が倍増

韓国「国内観光促進の狙い」裏切られ…今年の旧正月、海外旅行需要が倍増

2018年の旧正月連休最終日の午後、仁川国際空港駐車場に停められた多数の車両(c)news1

韓国で今年の旧正月連休が6日間に拡大された結果、海外旅行需要が急増していることがわかった。主要旅行会社のデータによると、航空券予約やパッケージ旅行の予約が昨年比で大幅に増加しており、特に日本やベトナム、ヨーロッパなどが人気を集めている。国内観光を活性化するための政策とは裏腹に、海外旅行需要が急拡大している。

旅行予約サイト「マイリアルトリップ」によると、今年の旧正月連休(1月25日~30日)の海外航空券予約は、昨年の連休(2月9日~12日)と比較して2倍以上に増加。地域別では、東南アジアが前年の4倍、日本が1.5倍、その他地域も1~1.5倍の増加を記録した。

旅行会社「黄色い風船」によると、旧正月連休のパッケージ旅行予約者数は直前週比で約2.5倍に達した。人気の目的地として、日本が全体の40%を占め、次いでベトナム(20%)、中国(18%)、西ヨーロッパ(8%)、オーストラリア(7%)と、短距離・長距離旅行先の需要が幅広いことが示された。

「ハナツアー」でも、同期間の予約状況は似た傾向を示し、ベトナム、日本、ヨーロッパ、中国が人気だった。特に連休初期(24日~27日)と後半(28日~30日)で日本とベトナムの需要が高く、最も多くの旅行者が出発する日は25日(19%)、続いて26日(18%)、24日(14%)となっている。

「キョウォンツアー」では、西ヨーロッパ(11.8%)と東ヨーロッパ(7.8%)が上位にランクインするなど、長距離旅行を好む傾向が顕著だ。同社の関係者は「今年の旧正月は、休暇を1日取ることで最長9日間の連休が可能なため、ヨーロッパを中心とした長距離旅行が人気を集めている」と説明。一方で、「旧正月連休までまだ10日ほどあるため、日本や東南アジア、中国といった短距離旅行地への予約も増加すると予想される」と述べた。

(c)news1

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