有名なキャラクターやベーカリーブランドとコラボレーションしたパンが韓国で人気を集め、パン市場の規模が拡大している。昨年のポケモンパンに始まり、コンビニがプライベートブランドのパンを出すなどの動きが活発化、さらなる成長が見込まれる。
市場調査会社ユーロモニターによると、今年の量産パン市場規模は1兆3125億ウォン(1ウォン=約0.114円)の見通しだ。2020年に初めて1兆ウォンを超え、昨年は2桁(13.5%)の伸びを示した。
物価高が続く中、ベーカリーのパンより相対的に価格が安いことなどから成長速度がアップしたとみられる。
品目別に見ると、パイ状に焼き上げたペイストリー類がよく売れており、市場は今年5100億ウォンまで増加すると予想されている。
昨年2月にSPCサムリプが発売したポケモンパンは同年11月までに累積販売量1億個を達成。あまりの人気に再発売された。
流通業界も流れに乗じ、コンビニのCUが出した「延世(ヨンセ)牛乳生クリームパン」、狎鴎亭(アックジョン)ロデオ通りの人気カフェ「隣のトントンイ」とコラボした「隣のトントンイ薬菓クッキー」が発売数日で完売するなど人気を呼んでいる。
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