2026 年 7月 2日 (木)
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「ミサイルを撃ち落とすミサイル」韓国防衛産業の主力「天弓II」、中東で高まる「実戦評価」→輸出拡大に弾み

天弓IIの主要諸元と主な輸出内訳(c)MONEYTODAY

中東情勢を機に、韓国の中距離・中高度地対空迎撃体系「天弓II」への関心が高まっている。主要外信が命中率や価格競争力を評価し、実戦での成功を受けて韓国防衛技術全般への需要が広がるとの見方も出ている。

天弓IIは弾道ミサイルや航空機などの脅威に対応するため、韓国国内技術で開発された。韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)の中高度領域を担い、ミサイルと統合体系はLIGディフェンス&エアロスペース、レーダーはハンファシステム、発射台と車両はハンファエアロスペースと起亜が担当する。

発射後、ミサイルは360度回転式多機能レーダーの追跡・誘導を受け、約30キロ先の標的を狙う。既存の天弓が破片で標的を迎撃する方式だったのに対し、天弓IIは標的に直接衝突して破壊する方式で、成功率を高め、二次被害の可能性も下げた。

今回の中東戦争で、天弓IIの迎撃成功率は96%に達したとされる。交戦統制技術や弾道ミサイル追跡技術に加え、前方翼操縦型の形状設計、連続推力型の側推力技術などにより、反応速度と精度を高めた。

米国のパトリオット(PAC-3)に準じる性能を備えながら、価格や納期の競争力がある点も強みだ。アラブ首長国連邦(UAE)への輸出では、既存の米国製防空体系と連動できる点が契約に寄与した。カタールとクウェートも導入を検討しているとされ、欧州も有望市場に浮上している。

LIG D&Aは2025年、防衛事業庁と「天弓III」の体系開発契約を締結した。成層圏で弾道ミサイルを迎撃し、航空機との交戦能力も加える。

(c)MONEYTODAY

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