
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が2026年1月に自ら訪問し、改修作業を強調した龍城機械連合企業所で、4月から大規模工事が進められている。
民間衛星分析会社「SIアナリティクス(SIA)」が発刊した報告書「北朝鮮の強力な弾道ミサイル生産強化」によると、龍城機械連合企業所では4月から既存の建物が撤去されたり、新たな構造物が建設されたりするなど、複数の工事が進んでいる。一時中断していた工作機械工場と鋳造工場の工事が再開され、部品・半製品工場の建設も最近新たに始まった。
SIAは「龍城機械工場付近にある固体燃料エンジン生産建物の周辺で新しい施設が建設されている。過去10年間、特別な変化がなかったこの地域で、北朝鮮が固体推進弾道ミサイルを追加開発する流れと重なる形でこうした動きが起きている点に注目すべきだ」と指摘した。
北朝鮮は最近、固体エンジンを使った弾道ミサイル開発に力を入れている。固体燃料ミサイルは、従来の液体燃料ミサイルより燃料注入時間を短縮して秘匿性を高められ、一度充填した燃料を長期間保管できる利点がある。
北朝鮮は3月末、キム総書記が立ち会う中、大陸間弾道ミサイル(ICBM)用の新型炭素繊維固体エンジン試験を実施し、エンジン推進力が6カ月前より27%向上したと大々的に宣伝していた。当時、北朝鮮が短期間でエンジン推進力を大幅に改善したことをめぐり、ロシアから技術支援を受けた可能性も指摘された。
SIAは「龍城機械連合企業所一帯で進行中の拡張工事は、ICBMをはじめ、短距離弾道ミサイル(SRBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など、固体推進弾道ミサイルの生産能力を高めるための取り組みの一環である可能性が高い。これは韓米軍当局のミサイル防衛システムに相当な負担を与える可能性もある」と懸念を示した。
龍城機械連合企業所は咸興市にある北朝鮮最大規模の産業設備生産工場だ。ここで生産された発電設備や圧縮機などの工作機械は、全国の主要鉱山や企業所に送られる。
北朝鮮は2023年12月、龍城機械連合企業所の「近代化計画」を承認した後、党8期中央委員会の重要政策事業として推進した。その後、キム総書記は2026年1月19日に同企業所を訪問し、近代化作業が遅れているとして速度を上げるよう指示した。当時、経済指導幹部の無能さを鋭く批判し、ヤン・スンホ副首相を解任する特段の措置も取った。
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