
韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」のジョングクや大企業会長ら、韓国国内の著名人の情報を盗用し、390億ウォン(約42億9000万円)相当をだまし取った海外ハッキング組織の中国人総責任者が韓国に送還された。ソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊は、送還された中国籍の40代男について、特定経済犯罪法違反と情報通信網法違反などで拘束令状を申請する。
男は13日午前、タイ・バンコクから仁川国際空港へ送還された。男性ら一味はタイなど海外でハッキング犯罪団体を組織し、2023年8月から約2年間、本人確認機関や仮想移動体通信事業者(格安スマホ事業者)などをハッキングし、被害者名義で携帯電話を不正開通した疑いが持たれている。
一味は不正に開通した携帯電話で本人認証手段を順次確保し、金融口座や暗号資産取引所のアカウントに侵入して資金を移す手口で、被害者16人から約390億ウォン(約42億9000万円)を詐取した疑いもある。また、被害者10人から250億ウォン(約27億5000万円)を奪おうとして未遂に終わった。
一味は政府や公共機関などのウェブサイトをハッキングし、韓国国内の著名人を犯行対象に定めた。特に受刑者や軍人ら、活動が制限されている人々が被害対象になった。確認された被害者には、韓国の有名芸能人、大企業会長、ベンチャー企業代表らが含まれていた。
法務省は警察庁、インターポールと合同作戦を進め、2025年5月、タイ現地で総責任者級の共犯である中国籍の30代男を検挙した。
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