
韓国の観光市場は5月の連休に入り、国内需要の回復と外国人観光客の流入が同時に拡大する「スーパー黄金週間」を迎えた。
中東情勢の影響で燃油費が高騰し、海外旅行の負担が増す中、韓国人の国内回帰が進行。一方で日本・韓国・中国の連休が重なり、訪韓客も増加し、観光需要が大きく押し上げられている。
5月1日から5日までの連休期間、主要リゾートは早期に満室となった。航空料金の上昇を背景に国内旅行が選好され、宿泊予約は急増している。
国際航空運送協会によると、航空燃料価格は1バレル195.19ドル(約3万1000円)と戦争前の約2倍に上昇。国際線の燃油サーチャージも過去最高水準となり、大韓航空の長距離路線では往復で112万ウォン(約12万3000円)を超えた。
こうした影響で国内宿泊業界は活況を呈し、大手リゾートは予約率90%超とほぼ満室状態が続く。旅行プラットフォームの統計でも、国内宿泊予約は大幅増となった。
同時に、連休中に約20万人の中国・日本人観光客が訪韓すると見込まれ、免税業界も売り上げ増を期待している。訪韓客は中国、日本ともに前年より増加し、近距離旅行先として韓国の人気が高まっている。
政府は観光客の集中緩和に向け、地方への分散誘導を推進。日本向けには釜山キャンペーン、中国向けにはクルーズ受け入れなどを進める。
一方で専門家は、来訪者数の増加だけでなく、観光の質向上や地域密着型戦略の必要性を指摘している。
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