
「バス専用レーンだとは分かっていたが、早く行きたくて……」。ソウル市内の自動車専用道路でバス専用レーンの違反取り締まりが実施され、わずか2時間で119台が摘発された。春の行楽シーズンを迎え、交通違反への警戒が強まっている。
4月11日午前、ソウル市瑞草区の専用道路(漢南~良才区間)で、覆面パトカーによる集中取り締まりが実施された。現場では、20代のドライバーが違反を認め、「急いでいた」と説明した。
違反には反則金4万ウォン(約4400円)と違反点数10点が科された。
この日、取材に同行した覆面パトカーは2時間で複数の車両を摘発。全体では乗車定員を満たしていない車両106台、車種違反13台が確認された。
一部には誤解によるケースもあった。多子世帯の父親は「子どもが多ければ利用可能だとネットで見た」と話し、制度の理解不足が原因とみられる例もあった。
原則としてバス専用レーンを利用できるのは9人乗り以上の車両で、12人乗り以下の場合は少なくとも6人以上が乗車していなければならない。
違反した場合、一般車は6万ウォン(約6600円)、バンは7万ウォン(約7700円)の反則金と30点の違反点数が科される。自動車専用道路ではそれぞれ4万~5万ウォン(約4400~5500円)と10点となるが、累積40点を超えると免許停止となる可能性がある。
警察は今後、春の遠足や修学旅行の増加に伴う事故リスクに備え、バス専用レーン違反や大型バスの危険運転などに対する取り締まりを強化する方針だ。
警察関係者は「行楽シーズンは交通量が増え、違反による事故の危険も高まる。安全のためにもルールを守ってほしい」と呼びかけている。
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