2026 年 4月 3日 (金)
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北朝鮮・金正恩総書記、公開活動が3月に25回…歴代3番目の頻度

労働新聞(c)news1

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が2026年3月、計25回の公開活動を示し、月別では歴代3番目の多さとなった。

朝鮮労働党機関紙・労働新聞は3月31日付で、「3月に報じられた総書記の革命活動は25件に達する」と伝えた。これは政権発足直後の2013年1月(29回)、2012年6月(27回)に次ぐ水準で、最近では異例の多さとされる。

こうした公開活動の増加は、2月下旬の党大会や3月22~23日の最高人民会議を経て、世代交代を含む権力構造の再編が進んだことと連動した動きとみられる。体制固めと同時に、「現場を重視する指導者像」を強調する狙いがあるとの分析が出ている。

分野別では軍事関連が8回と最も多かった。キム総書記は駆逐艦「チェ・ヒョン」号の訓練状況や巡航ミサイル発射を視察したほか、長距離砲部隊の発射、新型戦車「天馬20」の訓練、ICBM用固体燃料エンジンの試験施設も確認した。

一方で、経済や民生分野にも足を運んだ。祥原セメント工場を訪れて増産を指示したほか、炭鉱での演説や植樹活動などを通じ、民生を重視する姿勢も打ち出した。

こうした多様な現地指導は、軍事・経済・政治を横断的に掌握する指導者像を演出する意図があるとみられる。実際、キム総書記は2026年1月にも17回の公開活動を示しており、年間を通じて活動量が増加傾向にある。

労働新聞は1面で長文の記事を掲載し、キム総書記を「偉大な首領」「天下第一の偉人」などと称賛。「社会主義建設の新たな転換期が始まった」と強調した。農場や鉱山の労働者の発言を引用し、「キム・ジョンウン総書記だけが導く」とする忠誠の物語を繰り返し提示した。

こうした宣伝は、党大会と最高人民会議を節目に体制整備を終え、本格的な政策遂行段階に入ったことを内外に示す狙いがあるとみられる。同時に、「キム・ジョンウン時代」の確立と独自の統治理念の提示を視野に入れた動きとの見方も出ている。

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