
貧困と家庭内暴力の中で育ち、幼少期に父親から性暴力被害まで受けたという60代女性の事情が韓国で紹介された。
JTBC「事件班長」によると、女性は5人きょうだいの長女として生まれ、幼いころはワンルームで家族と暮らしていた。酒に酔った父親は家族に暴力を振るい、女性は「物を投げられ、拳や足で殴られた。妹と一緒に暴力を受け、頭が裂けたこともあった」と振り返った。
さらに小学生のころ、父親から性暴力被害を受けたと告白。勇気を出して母親に打ち明けたが、「なぜついて行ったのか」と逆に責められ、暴行まで受けたという。女性はその後、どんな被害も家族に話せなくなったと語った。
女性は妹と家を出て工場で働き、中学校進学も諦めて家計を支えた。しかし、自分たちが稼いだ金の多くを両親が持ち去り、その金で商売を始め、弟の大学進学や結婚資金まで準備したと主張した。
父親の死後も母親は女性の家で暮らし続けたが、感謝の言葉はなかったという。女性は最近、弟に過去を打ち明けるべきか悩んでいるとし、「『姉さん、つらかっただろう』と言ってほしい」と胸の内を明かした。
韓国オープンサイバー大学のパク・サンヒ教授(相談心理学)は「本当によく耐えて生き延びてきた」としたうえで、「弟に話すとしても、大きな期待はしない方がよい」と助言。パク・ジフン弁護士は「今後の法的問題に備え、今からでも証拠を残しておく必要がある」と話した。
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