
中国の航空会社が約6年ぶりに北京―平壌路線の運航を再開した直後、予約受付を突如停止し、その背景に関心が集まっている。
中国国際航空は3月30日、北京―平壌線の運航を再開したが、翌31日時点で同路線(CA121便)は公式サイトで検索しても購入可能な便が表示されない状態となった。航空券予約サイトでも同路線は確認できない。
同社は「販売可能な座席がない」と説明しているが、詳細は明らかにしていない。
突然の予約停止をめぐっては、複数の見方が出ている。北朝鮮最大の祝日である「太陽節」(4月15日)を前に、中国の高官代表団が訪朝する可能性が指摘されており、該当便がチャーター機として運用されるとの観測がある。
実際、2024年には中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)が太陽節に合わせて訪朝した前例がある。
一方で、久々の運航再開に伴い、平壌国際空港との運用調整が完全に整っていない可能性や、団体観光客向けに座席を確保するため個人予約を制限しているとの分析も出ている。
中国メディアは、同社関係者の話として「今後路線が調整される可能性がある」と伝え、現時点ではチケット販売が停止された状態にあると報じた。
3月30日に北京を出発した初便は同日、平壌に到着し、現地では中国大使館関係者や北朝鮮側関係者が出迎えた。中国国際航空は当初、この路線を週1便で運航する計画としていた。
中国外務省報道官は「中国と北朝鮮は友好的な隣国であり、旅客便の再開は人的交流の促進に資する」と述べており、今回の措置が一時的なものかどうかも含め、今後の動向が注目される。
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