
ソウル中心部の老舗ホテルで、韓国の伝統酒文化を体験できるユニークなイベントが開かれ、外国人観光客の関心を集めている。夕方、ウェスティン朝鮮ソウル最上階のクラブラウンジでは、「朝鮮酒場」をテーマにした文化体験イベントが開かれた。
会場には茅葺き屋根風の装飾や韓紙の灯り、月を模した照明が設えられ、韓国の伝統的な酒場の雰囲気が再現された。目玉となったのはマッコリ体験講座で、伝統酒ブランド「百九生(ペックセン)」の代表が登壇し、米と麹を使った製法を英語で説明した。
参加した外国人宿泊客らは、実際に麹に触れながら説明を受け、3種類のマッコリを試飲した。「マッコリ」という名称が「粗くこす」という意味に由来するとの解説に耳を傾け、発酵や味の違いについて積極的に質問する様子も見られた。
講座終了後には、「健康に良い飲み物なのか」「ほかの酒と比べて二日酔いはどうか」といった質問が相次ぎ、講師が一つひとつ丁寧に答えた。
米シカゴから訪れた女性客は「とても素晴らしい体験だった。韓国到着初日から期待以上に楽しかった」と笑顔を見せ、「マッコリは初めて飲んだが、とても気に入った」と話した。
会場では、昔の貨幣を模したコインで飲み物を注文する演出も用意され、韓服姿のスタッフがマッコリカクテルや伝統飲料を提供。体験型の企画には長い列ができるなど、盛況ぶりを見せた。
このイベントは、外国人宿泊客が気軽に韓国文化に触れられるよう企画されたもので、Kカルチャーへの関心の高まりを背景に内容も年々拡充している。これまでにもキムチ作り体験や伝統遊び、レトロ文具店を再現した企画などが開催されてきた。
ホテル側は「イベントをきっかけに再訪を希望する宿泊客も多く、顧客満足度の向上につながっている」と説明し、今後も伝統文化をテーマにしたプログラムを強化していく方針を示している。
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