
韓国で春の旅行シーズンに合わせ、通常は立ち入ることができない観光地や新たに公開されるスポットなど、いわゆる「秘密の名所」24カ所が期間限定で開放される。文化体育観光省と韓国観光公社が4月1日から5月31日まで展開する「2026旅行に出かける月」キャンペーンの一環だ。
今回公開される観光地は▽期間限定で開放される場所▽2026年春に初めて公開される新規施設▽地域特有の魅力を持つ名所――の3つに分類される。いずれもキャンペーン期間中のみ体験できる特別な観光資源として注目されている。
期間限定開放の代表例として挙げられるのが、広寒楼苑だ。朝鮮時代の名園として知られ、古典文学『春香伝』の舞台にもなったこの場所では、夜間特別開放が実施される。昼とは異なる幻想的な夜景が楽しめる点が魅力とされる。
また、水原の樹木園も5月限定で夜間開放を実施。市内の2つの樹木園が同時に開かれ、都市の夜景と自然が融合した空間を体験できる。
新たに開業する観光地としては、江原道・平昌の「平昌ヒーリングセンター」や木材文化体験施設が注目される。森林の中で瞑想や体験活動ができる複合型施設で、家族連れの需要が期待されている。さらに、旧全羅南道庁の復元空間や東学農民革命をテーマにした展示施設など、歴史的意義を持つ施設も新たに公開される。
地域独自の魅力を打ち出した観光地も多い。漢灘江柱状節理道は峡谷沿いの遊歩道から絶景を楽しめるトレッキングコースとして知られ、達磨古道は癒やしのウォーキングコースとして人気を集めている。さらに、華城海上ケーブルカーでは夕日と干潟の景観を一望できる。
このほか、国立樹木園や自然公園、歴史テーマパークなども対象に含まれ、ガイドブックには掲載されていない新たな観光資源として紹介されている。
韓国観光公社は「今しか体験できない特別な旅行機会を提供し、地域観光の活性化につなげたい」としている。春の短期間だけ開かれる限定の旅が、多くの旅行者の関心を集めそうだ。
(c)news1