
ソウル中心部のカプセルホテルで発生した火災をめぐり、当時「煙が出ている」「中に人がいるかもしれない」などの緊迫した通報が計5件相次いでいたことが分かった。
最初の通報は14日午後6時10分ごろで、通報者は「3階から灰色の煙が出ている」と説明。同時刻にホテル関係者も「宿泊客を避難させているが、内部に人がいる可能性がある」と救助を求め、「煙で何も見えない」と訴えた。
さらに別の通報でも3階火災が伝えられ、消防はすでに出動済みであることを知らせつつ避難誘導を指示。周辺のホテル従業員や宿泊客からも煙の拡散を知らせる通報が続き、消防は「煙は上階へ広がる可能性があるため、避難可能なら1階へ」と案内した。
消防は合同鑑識の結果、出火地点を3階と推定。建物にスプリンクラーが設置されていなかったことも確認された。
このホテルでは2025年7月、3階の非常通路に関する「消防施設不備」の申告があり、当時は非常口前に物が積まれていた。後の点検で撤去は確認されたが、消防は継続的な管理を求めていた。
火災では外国人を含む10人が負傷し、うち3人が重傷。50代女性1人は心停止状態で発見され、搬送後も意識不明となっている。
警察と消防は鑑識を進め、国立科学捜査研究院に精密鑑識を依頼。原因解明には1〜2カ月かかる見通しだ。
(c)news1