2026 年 3月 19日 (木)
ホームライフスタイルトラベル韓国ホテル業界、春シーズン商戦本格化…桜フェスや都心ピクニックで需要取り込み

韓国ホテル業界、春シーズン商戦本格化…桜フェスや都心ピクニックで需要取り込み

ホテルロッテ提供(c)news1

春の行楽シーズンを前に、韓国のホテル業界が桜祭りやピクニック、旅行プロモーションなど多様な企画を打ち出し、顧客獲得に乗り出している。単なる宿泊サービスにとどまらず、季節感を体験できるプログラムや限定パッケージ、割引特典を強化し、春需要の取り込みを急ぐ動きが広がっている。

ウォーカーヒル・ホテル&リゾートは、桜シーズンに合わせて4月1日から30日まで、春の恒例行事「ウォーカーヒル・スプリング・フェスティバル(桜フェスティバル)」を開催する。ソウル有数の桜の名所として知られる同ホテルでは、館内の散策路から峨嵯山(アチャサン)生態公園まで続く約1.5キロの桜並木を背景に、客室、レストラン、屋外散策路、「フォレストパーク」などホテル全体を活用した体験型イベントを展開する。

同ホテルの代表イベントであるワインフェア「雲の上の散歩」も4月11日から5月3日まで毎週末開催される。今年は会場を屋外ピクニックスペースのフォレストパークに移し、桜とワインを楽しむ春のピクニック体験を強化した。宿泊と組み合わせた「ワインブロッサム」パッケージも3月3日から5月3日まで販売する。

環境配慮型の取り組みも進める。ウォーカーヒルは4月1日から6月30日まで、韓国環境省と協力して「グリーンカード・エコマネー積立サービス」を実施。グリーンカードで決済した場合、利用額の25%(月最大20万ウォン相当)のエコマネーポイントが付与される。

一方、新羅ステイ(SHILLA STAY)は都市型の春の外出需要を狙い、「ブルーミング・イン・ピクニック」パッケージを販売する。全国16店舗の立地を生かし、公園や古宮、散策路など春の名所と連動した内容が特徴だ。ソウルでは景福宮や慶熙宮、麻浦(マポ)地区に隣接する汝矣島(ヨイド)漢江公園、釜山ではタルマジギル(月見の丘)、済州では漢拏(ハルラ)樹木園などへのアクセスが良い。

パッケージには客室1泊のほか、春限定グッズの「フローラ・キーリングベア」や折り畳み式携帯椅子2脚が含まれる。連泊客には追加でジムバッグも提供される。販売期間は6月30日まで。

また、ロッテホテルズ&リゾーツは会員向けタイムセール「フラッシュディール」を実施する。3月16日から20日までの期間中、会員は国内外29のチェーンホテルを最大45%割引で予約できる。宿泊対象期間は3月30日から6月30日まで。

韓国内では、最高級ブランドのシグニエル(ソウル・釜山)やロッテホテル(ソウル、ワールド、済州、釜山)のほか、ライフスタイルホテルのL7ホテルズ(明洞、江南、弘大、海雲台、光州忠壮)などが対象となる。海外ではグアム、ハノイ、サイゴン、ヤンゴンなどのホテルも含まれる。

さらに、グランド朝鮮 釜山はキャラクターブランド「ダイノテン(Dinotaeng)」と協業し、6月30日まで「シェフ・クォッカ&ボボのグランドステイ」パッケージを販売。限定キーリングや特別ケーキなどを用意し、春の宿泊需要の取り込みを図る。

ホテル業界では今年、桜やピクニック、宿泊割引、環境配慮サービスなどを組み合わせ、単なる宿泊施設から「季節体験型ライフスタイルプラットフォーム」へと進化する動きが広がっている。春シーズンを巡るマーケティング競争は一段と激しさを増しそうだ。

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