
韓国・大邱市の区役所で30代の公務員が死亡しているのが見つかり、遺族が「病気を抱えた子どもに、なぜ夜遅くまで働かせたのか」と怒りを訴えている。
大邱市寿城区によると、寿城区・泛魚洞の寿城区庁別館4階で13日、30代の職員が死亡しているのが発見された。遺族は「体調の悪い子をどうして遅くまで働かせたのか」と涙ながらに語った。
亡くなった職員は肢体障害6級で、区役所の交通課に所属し、タクシーや市内バスに関する苦情対応を担当していた。交通課は業務量が多い部署とされるが、区側は持病を考慮し過度な業務は任せていなかったと説明している。
ただ、担当業務は運転手や乗客と電話で直接やり取りするケースが多く、精神的負担は小さくなかったとみられる。職員は普段から持病の薬を服用しており、この日も残業を申請して勤務を続けていたという。
当時、同じ部署で残業していた同僚はいなかったため発見が遅れた可能性がある。職員は清掃中の環境美化員によって見つかった。
前夜には近くでハンバーガーを買って職場に戻ったとされ、机の上には数口食べたままのハンバーガーが残されていた。現場では吐血の痕跡も確認されたという。
また、職員は体調の異変を感じ119に電話をかけたが、通話中にせき込むような声の後、通話が途切れたと伝えられている。消防と警察は携帯電話の基地局信号を基に位置を追跡したが、建物内部の特定が難しく発見まで時間がかかったという。
寿城区は労災認定について「関連書類を準備し勤労福祉公団に提出する予定で、認定の可否は公団が判断する」と説明した。また残業は本人の判断で月最大30時間まで可能としている。
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