2024 年 4月 29日 (月)
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韓流エンタメ企業の買収めぐり株価操作容疑…ネット大手幹部逮捕

カカオ投資総括代表のペ・ジェヒョン氏(c)NEWSIS

韓国芸能大手「SMエンターテインメント」の経営権買収劇に絡んで相場を操作したとして、警察当局は19日、ネット大手カカオのペ・ジェヒョン投資総括代表を資本市場法違反(相場操縦)の疑いで逮捕した。

ソウル南部地裁は18日、ペ・ジェヒョン氏や同社投資戦略室長、子会社カカオエンターテインメントの投資戦略部門長の3人に対し、逮捕状発付の是非を審査した。その結果、ペ・ジェヒョン氏について「証拠隠滅・逃亡の恐れがある」と判断し、拘束令状を発行した。残る2人については「現段階で拘束の必要性と相当性があるとは認めがたい」として棄却した。

ペ・ジェヒョン氏は同日午後、地裁前に姿を現したが、記者団の質問には答えなかった。

金融監督院(金監院)資本市場特別司法警察(特司警)によると、3人は今年2月ごろ、SMエンターテインメントの経営権をめぐり争っていた総合エンターテインメント企業「ハイブ(HYBE)」の株式公開買い付け(TOB)を妨害する目的で、2400億ウォン(約265億円)余りを投入し、SM相場をハイブの買収価格以上に操作した疑いが持たれている。

また、特司警は3人がSMの株式に対する株式大量保有報告義務(5%ルール)も守らなかったとみている。カカオとカカオエンターテインメントは2月、公開買収期間を含め、SM発行株式の4.91%に該当する116万7400株を買収したと公示した。特司警が容疑に「5%ルール違反」を加えたのは、カカオとカカオエンターテインメント以外の関係者が介入し、事実上5%を超えたと判断したためと見られる。

これに対し、カカオ側の弁護団は13日、声明文によって「この事件はハイブとのSM経営権競争プロセスにおける持分確保のための合法的な買収であり、相場を操作した事実はない」と主張している。

(c)NEWSIS

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