2024 年 4月 29日 (月)
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韓国・矯正施設で3年間に134人死亡…医務官欠員率30%近く

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韓国で刑務所や拘置所での死亡が相次ぐなか、矯正機関における医務官の欠員率が30%に迫ることが法務省の資料でわかった。

それによると、2021年から今年8月までの間、拘置所と刑務所で亡くなったのは計134人だった。病死(心臓疾患・脳血管・肺疾患・敗血症・がんなど)が109人で最も多く、自殺22人、暴行・傷害致死3人だった。

毎年さまざまな理由で矯正機関内で死者が発生するが、医務官不足の問題は解消されていない。

この3年間、矯正機関の医務官の定員は117~118人だったが、現場では2021年に90人、2022年に83人、2023年8月時点で84人と、いずれも定員を満たしていない。欠員率で言えば23%、29.7%、28.8%で、必要な人員に対して30%近く人材が不足している。

国家人権委員会が昨年5月、矯正施設内の専門医師の人材補強などを法相に勧告したが、明確な改善は見られていない。

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