2024 年 5月 19日 (日)
ホーム社会中国風デザートを食べ、遅くまで携帯を見て…韓国の青少年、健康に「赤信号」

中国風デザートを食べ、遅くまで携帯を見て…韓国の青少年、健康に「赤信号」

(c)news1

韓国で10代の青少年の健康管理に赤信号が灯っている。肥満患者は5年間で2.5倍増え、スマートフォンに過度に依存して専門相談を受けた件数も昨年、全年齢の63.3%に達することがわかった。肥満とスマートフォン中毒はいずれもうつ病など心理的問題を起こしかねないという点で、保護者の徹底した管理が必要だという指摘だ。

国民健康保険公団の資料によると、小学校高学年の10歳から高校生の18歳までの肥満や慢性疾患診療現況を調査した結果、肥満で診療を受けた10代患者数は昨年3207人で、2018年(1268人)比2.5倍増えたことがわかった。

肥満だけではない。肥満をはじめとする慢性疾患の数も着実に増加傾向を見せている。

10代の糖尿病患者は昨年5805人、高血圧患者は3088人だった。2018年に比べて糖尿病患者は1.45倍(3989人)、高血圧患者は1.18倍(3088人)増えた。脂質異常症患者も2018年の1万383人から1万7796人へと約1.7倍増加した。

専門家は、このような変化が新型コロナウイルス感染のパンデミックの時から始まったと見ている。新型コロナウイルス感染の時期に外での活動が少なくなり、身体活動の低下、悪い生活習慣などで肥満や慢性疾患で診療を受けた児童・青少年患者が急激に増えたという分析だ。

問題は、新型コロナウイルス感染の感染が和らぎ始めた昨年も、依然として該当指標が新型コロナウイルス感染以前の水準を回復できずにおり、最近は中国風デザート「タンフル」(砂糖シロップをかけた串刺しの果物)など肥満を誘発する糖数値の高いおやつが流行しており、専門家も格別の注意を呼びかけている状況だ。

国民大学食品栄養学科のイ・ミナ教授は「砂糖コーティングされたタンフルを食べて単純糖摂取が増加すれば体内中性脂肪の数値が上がり、これは肥満を呼び起こす。特に成長期には健康的な食習慣を育てるのが良い」と助言した。

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