韓国の産業通商資源省は21日、「先端ロボット経済専門担当班(TF)」1次会議を開催し、国家ロボットテストフィールド構築など昨年12月に発表した「先端ロボット産業ビジョンと戦略」の後続措置の履行を本格化させた。国家ロボットテストフィールドは、国内ロボット市場の成長を支援するためのもので、企業が製品を開発した後の実証実験を進めるのがより簡単になる。
「先端ロボット経済TF」は、カン・ギョンソン第1次官を委員長に2分科会、37人の産、学、研の専門家で構成。技術開発、人材養成、普及、制度改善など先端ロボット産業育成のための実行策を議論・具体化していく。
産業省はテストフィールド実行計画を発表し、約2000億ウォンを投入して南東部・大邱（テグ）市に16.7万平方メートルの造成に今年から着手する。インフラ造成の成功に向け、産業省（政策支援）、大邱市（敷地確保、許認可支援）、韓国産業技術企画評価院（執行管理）、韓国ロボット産業振興院（事業総括、インフラ構築）間の協力を進めるため、同日、機関間の了解覚書（MOU）を締結した。
TFでは、国家ロボットテストフィールド以外にも「先端ロボット技術開発ロードマップ」と「今年の規制革新推進実績と計画」、「先端ロボット普及拡散推進方向」などに対する案件発表と議論が進められた。
産業通商資源省のカン・ギョンソン第1次官は「ロボットに人工知能(AI)を組み込むなど多様な領域で新ビジネスが生まれ、ロボット産業の主導権を握るためのグローバル競争が激しくなっている。テストフィールド造成、技術開発、普及拡散、規制改善など先端ロボット経済TFがK-ロボット経済実現のための中心的な役割を果たすよう積極的に支援する」と明らかにした。
(c)KOREA WAVE
