2026 年 5月 12日 (火)
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韓国・現代自動車グループのヒューマノイド「アトラス」、開発型モデル初公開

ボストン・ダイナミクスのユーチューブチャンネルより(c)news1

韓国・現代自動車グループのロボット専門系列会社ボストン・ダイナミクスが、人間でも難しい高度な体操動作をこなすヒューマノイドロボット「アトラス」の新たな映像を公開し、話題を集めている。特に今回の映像に登場したロボットは、実際の産業現場への投入を控えた初の「開発型モデル」で、今後、現代自動車グループの新工場スマート製造ソリューション構築で核心的な役割を果たすと期待されている。

ボストン・ダイナミクスは5日(米現地時間)、公式ユーチューブチャンネルにヒューマノイドロボット「アトラス」の体操動作を収めたショート動画を公開した。米国の生産現場で本格的な訓練が始まるのを前に、人間でも難しい高難度動作を披露した点で、多くのユーチューブ視聴者から好評を得ている。

最も注目されるのは、この映像に登場したアトラスが、これまで公開されてきた研究型モデルではなく、開発型モデルだという点だ。ボストン・ダイナミクスがアトラス開発型モデルの作動映像を公開したのは今回が初めてだ。

映像は、アトラスが逆立ちの姿勢を取る場面から始まる。続いて、両手だけで全身を支えた状態で体を水平に近く保ち、その後、再び体を反転させて「Lシット」の姿勢を取る。Lシットは、両手で体を支えたまま体を「L」の形にする体操動作だ。アトラスはこの姿勢を約5秒維持した後、今度は体を上向きに反転させ、まっすぐ立ち上がった。

アトラスが今回披露した一連の体操動作は、単なるバランス取りや反復動作を超え、上半身と体幹、腕の関節を同時に精密制御してこそ可能な動作だ。今回の映像には、接地面積が極めて小さい両手で全身の重さをぶれずに支える姿が収められている。ボストン・ダイナミクスが高い技術段階に到達したことを示す事例とみられる。

これにより、アトラスが今後、実際の製造現場で重い物体を持って移動したり、定型化されていない姿勢で作業したりできる能力を確保したことが確認できる。

今回の動作には、強化学習に基づく全身制御技術が適用された。強化学習ベースの制御方式は、ロボットが反復的なシミュレーションと試行錯誤を通じて、自ら動きとバランス戦略を学習する手法だ。特に接触状態の変化と姿勢転換が連続して発生する複雑な動作を実行する際、より柔軟な動きを実現する点に強みがある。

1月のCESの舞台でも、アトラスの研究型モデルが開発型モデルを紹介する演出で話題になったが、当時も開発型モデルは作動しない状態だった。

ボストン・ダイナミクスは、開発型の最初のモデルであることを強調するため、映像に登場したアトラスの胴体側面に「001」というシリアル番号を刻んだ。アトラス開発型モデルは、自律的な学習能力と、どの作業環境にも適用できる柔軟性を備え、実際の製造現場での効率を最大化したモデルだ。

現代自動車グループは今後、現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)にアトラス開発型モデルを投入し、工程単位ごとの検証を進める計画だ。具体的には、2028年に米ジョージア州のHMGMAへ投入した後、2029年下半期には起亜ジョージア工場にもアトラスを投入する。さらにグローバル工場へ段階的に拡大し、製造現場の16の核心工程を選んで、安全性、生産性、品質向上を図る方針だ。2030年までに年間最大3万台のアトラスを生産する予定だ。

(c)news1

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