
韓国の大手食品企業ロッテウェルフードが、グローバル事業の成長と収益性改善の効果に支えられ、2026年1~3月期の業績反転に成功した。インド、カザフスタンなど海外法人の成長が業績をけん引し、韓国国内では低収益製品群(SKU)の整理と物流効率化などによって体質を改善した。
ロッテウェルフードによると、2026年1~3月期の連結基準営業利益は358億ウォン(約39億4000万円)で、前年同期比118%増加した。売上高は1兆273億ウォン(約1130億300万円)で、前年同期比5.4%増えた。営業利益率は3.5%だった。
2026年1~3月期には、インドとカザフスタンなど主要海外法人が成長を続け、グローバル事業が業績のけん引役となった。この期間の海外法人売上高は2705億ウォン(約297億6000万円)で、前年より18%増加した。
米国、中国など主要輸出国での取引先拡大も寄与した。同じ期間の輸出額は660億ウォン(約72億6000万円)で8%増え、輸出と海外法人売上高を合わせた海外売上高の比率は全体の32%まで拡大した。
韓国国内市場では、消費鈍化に対応し、プレミアム戦略とトレンドマーケティングに集中した。モンシェル、ペペロ、ワールドコーンなどメガブランドのラインアップをプレミアム製品中心に拡大し、「ドバイスタイルもちパイ」などトレンドを反映した新商品も投入した。
収益性を重視した内実経営も効果を上げた。同社は低効率のSKUと販売チャネルを整理し、物流・購買プロセスの効率化を進めて費用構造の改善に取り組んだ。グローバル事業では、販売量増加に伴う固定費削減効果が目に見える形となり、収益性回復を支えた。
ロッテウェルフードは今後、中東戦争リスクに伴う原材料価格の上昇や為替変動性など、対外不確実性が続くとみている。これを受け、韓国国内ではKBOとの協業マーケティングと氷菓の繁忙期対応を強化し、海外では統合インド法人の運営効率化とカザフスタンでのロッテブランド拡大などを通じて成長を続けたいところだ。
(c)news1