2024 年 4月 23日 (火)
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韓国ビューティー業界「今年、北米市場で勝負する」

ソウルのある大手スーパー化粧品売り場の様子(c)news1

韓国ビューティー業界が今年、中国中心の海外市場ポートフォリオから抜け出し、北米市場攻略に集中し、新たな局面作りに乗り出す。アマゾンのようなオンライン流通チャンネルとソーシャルチャンネルを中心にパートナーシップを強化し、デジタルマーケティングを集中的に推進する。

◇LG生活健康

LG生活健康は世界最大のビューティー市場である北米地域での事業強化のため、ムン・ヘヨン副社長(52)を米州事業総括に迎え入れた。グローバル企業スターバックス・アマゾン出身のムン副社長はCEO直属の米州事業総括としてLG生活健康ブランドと共にthe-abon(ザ・エイボン)、Boinca(ボインカ)、The Creme Shop(クレームショップ)など現地子会社まで米州全体事業を管掌する。

ムン副社長は数年間、グローバル企業の米国本社で多様な経験をした。ムン副社長はスターバックス在職時代、スターバックスの代表ロイヤリティプログラムである「スターバックスリワード」とモバイル飲食物注文・決済、メンバーシップ特典のポイント積み立て、商品購買などデジタル化業務を成功的にローンチングし運営した経緯がある。

◇アモーレパシフィック

アモーレパシフィックは「デジタル大転換」戦略と相まって北米市場攻略に拍車をかける。

同社の海外売り上げ割合は35%だ。昨年の第3四半期(7~9月)基準でアモーレパシフィックの海外事業売り上げは前年比17.6%下落した1兆519億ウォン(1ウォン=0.1円)であり、営業利益は96億ウォンで赤字を記録した。このうちアジア地域の売り上げは前年比24%減少した半面、北米地域はeコマースとマルチブランドショップチャンネルの売り上げが拡大し、売り上げが前年比77%も増加した。

アモーレパシフィックグループのソ・ギョンベ会長は大韓化粧品協会の新年辞を通じて「K-ビューティーが直面した現実は2023年にも容易ではないと予想される」としながらも「デジタル技術は私たちが見逃してはならない機会」と話した。

◇愛敬産業

アマゾンを中心に北米市場を攻略している愛敬(エギョン)産業も今年、デジタルマーケティングの強化に努める計画だ。

愛敬産業は昨年、LG生活健康とアモーレパシフィックが中国封鎖措置の影響で苦戦する間、化粧品部門の売り上げが増えるなど、「一人勝ち」の成績を収めた。ティックトックなど動画プラットフォームの新規進出と中国以外のアジア地域市場の多角化が奏功した。

愛敬産業の関係者は「消費者と市場に合うブランドポートフォリオを強化し、『AGE 20’s(エイジトゥエンティーズ)』『LUNA(ルナ)』など化粧品ブランドのデジタルマーケティング拡大のために努力する」と説明した。

(c)news1

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