2024 年 4月 20日 (土)
ホーム社会韓国の20~40代、大腸がんの発病率は世界1位…食・生活習慣に課題

韓国の20~40代、大腸がんの発病率は世界1位…食・生活習慣に課題

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米コロラド大学の研究チームが最近、世界42カ国の20~40代までの若年層の大腸がん発生率を調査した結果、韓国が世界で1位であることが分かった。韓国KBSテレビは1日放送の「生・老・病・死の秘密」で「大腸がん発病率世界1位、危険因子を減らせ」編を放送した。

大腸がんの危険因子として指摘されるのは、加工肉、赤肉類の過度な摂取、肥満、喫煙、飲み過ぎ、過度なストレスなどである。簡便化された食習慣と不規則な生活習慣により、若い人まで大腸がんの発病率が高くなる。

初期の大腸がんの場合は症状が現れないため、大腸内視鏡で見つけなければならない。自覚症状がない場合でも腸内出血で血液が失われ貧血になることがある。がんが進行すると排便習慣に変化が現れることもあり、直腸出血の症状が現れる。

最近は大腸がんの発病と転移に関する手がかりが一部発見された。フソバクテリウム・ヌクレアタムという腸内細菌が過剰に増殖すると、免疫細胞のがん細胞除去を抑制し、大腸がん細胞同士が結合する役割をする。特にアルコールを頻繁に摂取する人ほど、フソバクテリウムの量が多いことがわかった。

研究チームは「大腸がんを誘発する生活要因を確認し、予防できる効果的な生活習慣について調べることができる」と紹介した。

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