
韓国の保健福祉省が進める「地域・必須・公共医療AI大転換」政策の実演がソウル大学病院で実施された。
仮想患者として登場した62歳男性は、朝食中に右手の脱力や言語障害、歩行異常を訴えた。
医師との会話はリアルタイムで電子カルテに記録され、AIが症状の発生時点や家族の説明を整理。右手のまひや発語異常などから急性脳卒中の可能性を示し、脳卒中対応への転換を勧告した。
転院が決まると、AIは診療依頼書、臨床要約、初診記録、検査結果、画像所見、発症経過を一つにまとめ、ソウル大学病院へ送信した。患者が緊急手術を要すると判断されると、手術室の状況を分析し、最も早く使える手術室も推薦した。
政府は6月から、患者紹介・回送にAIを適用する実証事業を始める。ソウル・京畿、江原、全南の3圏域で、地域病院と上級総合病院を一つの診療体系としてつなぐのが目標だ。
現場からは、AIが人材不足や情報連携の弱さを補えるとの期待が出た一方、地方公共病院の電子カルテや電算基盤の遅れも課題に挙がった。保健福祉省は、医療、療養、ケアを患者中心に結ぶ体系づくりを政策に反映する考えを示した。
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