2024 年 4月 25日 (木)
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行き場を失う韓国の青年たち…増える20~30代の失業

ソウル市内の大学に掲げられた採用公告(c)news1

韓国で先月、20代30代の雇用状況が昨年同期より悪化したことがわかった。失業者は20代と30代ともに増加した半面、就業者数は小幅増加したりむしろ減少した。雇用難で仕事や求職活動を一時的に止める青年も増えた。

統計庁国家統計ポータル(KOSIS)によると、2月の全体の失業者数は89万人で前年同期に比べ6万4000人減った。だが、30代と20代の失業者数はそれぞれ14万6000人、27万8000人で6000人(4.0%)、5000人(1.6%)増加した。

このため、30代の失業率は前年同期比0.1ポイント上昇した2.7%だった。20代は0.3ポイント上がった7.0%だ。一方、2月の就業者数の増加率は小幅に止まるか、むしろ減少した。

30代の就業者数は530万2000人で、前年同期比2万4000人(0.4%)増加した。20代は368万2000人で、同期間9万4000人(-2.5%)減少した。

韓国政府は青年層の雇用状況が昨年異例の就業者数の増加により、今年その基底効果(Base effect)が現れたと見ている。また、新入社員より職歴のある者の採用を好む傾向も反映されたとみている。

(c)news1

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