2026 年 6月 4日 (木)
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脱北女性が明かす「喜び組」選抜プロセス…10代での身体検査、拒否できぬ恐怖

ハン・ソンイYoutubeチャンネルキャプチャー(c)news1

北朝鮮の最高指導部の接待・奉仕を担うといわれる「喜び組」を巡り、その候補生として管理されていたという脱北女性の証言がYouTube上で公開され、波紋を広げている。女性は10代当時を振り返り、過酷な選抜プロセスを明らかにした。

証言したのは、脱北女性のキム・ソアさん。別の脱北者、ハン・ソンイさんが運営するYouTubeチャンネルに出演し、自らの経験を語った。

キム・ソアさんによると、選抜は学校現場から始まった。北朝鮮の朝鮮労働党中央党の指導員らが学校を訪れ、高身長で容姿の端麗な女子生徒を選別。当時学生だったキム・ソアさんもその一人に選ばれたという。

17歳のころから、キム・ソアさんは週に1回ほど中央党の施設に通わされた。当時は具体的な業務はなく、幹部らによる「顔の確認」が主な目的だったという。キム・ソアさんは「当時は勉強をしなくて済むことが、まるで特権のように思えていた」と、当時を回想した。

その後、選考が進むと全国から選ばれた約10人の女性とともに平壌の病院へ移送され、厳格な身体検査を課された。キム・ソアさんは「産婦人科にはその時初めて行った。服を脱ぐように言われ、戸惑った。 医者が男性なので、拒否感が非常に大きかった」と証言。一方で、当時は「選ばれた人間だ」という高揚感も少なからず抱いていたという。

キム・ソアさんは現在も「喜び組」のシステムが存在すると主張する。

当時、候補に選ばれたことへの恐怖について、キム・ソアさんは「北朝鮮では当局の命令を拒否することは事実上不可能。もし拒めば、平壌から追放されるという恐怖があった」と語る。娘の身を案じる両親も、処罰を恐れて周囲に相談すらできなかったという。キム・ソアさんは「自分が犠牲になって(喜び組に入って)でも、家族が幸せに暮らせるならいいのではないかとまで思い詰めていた」と、当時の心境を吐露した。

動画を運営するハン・ソンイさんは、情報が遮断された北朝鮮の内情について「外部情報にアクセスできないため、喜び組に選ばれることを特別なことのように受け取る場合もある」と分析している。

(c)news1

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