2024 年 11月 25日 (月)
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月の裏側に「韓国人の名前」…天文学者・数学者にちなんで「南秉哲」クレーター

慶煕大学が承認を受けたナム・ビョンチョル・クレーター。直径が132キロにもなる(c)KOREA WAVE

月の裏側のクレーターの一つが韓国によって命名された。命名は1659回目だが、韓国にとって初めてのことだ。

慶熙大学は19日、国際天文連盟が月の裏面で特異な磁場特性を見せる名前のないクレーターの名称を、朝鮮時代後期の天文学者であり数学者のナム・ビョンチョル(南秉哲、1817~1863)にちなんで「ナム・ビョンチョル」として登録したと明らかにした。

慶煕大宇宙探査学科「タヌリ磁場搭載体研究チーム」が国際天文連盟から14日に最終通過したという通知を受けた。7月7日に申請していた。

月の裏側にあるナム・ビョンチョル・クレーター。南緯14.66度、経度-123.41度に位置している=慶熙大学(c)KOREA WAVE

公式名称は「Nam Byeong-Cheol Crater」だ。直径132キロで南緯14.66度、経度-123.41度に位置する。1980年以後に命名されたクレーターの中で最大の規模だ。アポロの月面着陸以後、大型のクレーターの名前がつけられた例はほとんどない。

慶煕大のパク・ヒョンフ研究員は「韓国の月探査機『タヌリ』が低軌道で観測する際、ナム・ビョンチョル・クレーターについても新たな研究を進められるだろう」と期待した。

パク研究員によると、月にはクレーターが多く、まだ名前が付けられていないケースが多いという。

(c)KOREA WAVE

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