2026 年 7月 4日 (土)
ホーム経済流通最大284倍の発がん物質…Temu・SHEIN・アリエクの子供靴から危険な化学物質を検出、ソウル市が緊急の販売中止を要請

最大284倍の発がん物質…Temu・SHEIN・アリエクの子供靴から危険な化学物質を検出、ソウル市が緊急の販売中止を要請

フタル酸系可塑剤が基準値を超えて検出された子ども用サンダル(c)news1

中国発の「アリエクスプレス」「テム(Temu)」「シーイン(SHEIN)」といった海外オンラインプラットフォームで販売されている子ども用の靴や玩具から、基準値を大幅に超える発がん性物質や、窒息・怪我のリスクがある欠陥が見つかり、波紋を広げている。ソウル市が6月30日、夏に向けて実施した安全性検査の結果を発表した。市は基準に適合しなかった製品について、各プラットフォームへ販売中止を要請するとともに、消費者へ注意を呼びかけている。

ソウル市が今回検査したのは、これら海外直輸入プラットフォームで販売されている子ども用の靴や玩具、帽子など計21製品。有害化学物質の検出有無や物理的な安全性を検証したところ、全体の約4分の1にあたる5製品が国内の安全基準を満たしていなかった。

特に深刻な結果が出たのは子ども用の靴だ。3製品で不適合が確認され、このうち2製品からは、メイン素材や装飾、インソールの革などから、精子数の減少や不妊などの生殖機能に影響を及ぼす恐れがある「フタル酸系可塑剤」が検出された。検出量は国内の安全基準値の最大284.6倍に達しており、成分中には国際がん研究機関がヒトへの発がん可能性を指摘する物質も含まれていた。また、別の靴1製品からは、誤飲による窒息リスクがあるため36カ月未満の乳幼児用製品への使用が禁じられている、小さな部品が8個も見つかった。

子ども用の玩具や衣類でも欠陥が相次いだ。シャボン玉の玩具1製品は、落下試験を実施した際に角の部分が破損し、鋭利な破片が生じたため、使用中に刺さる危険性があると判定された。さらに、子ども用の帽子1製品からは、繊維製品の水素イオン濃度(pH)が基準値を外れてアルカリ性側に傾いていることが判明。強酸性や強アルカリ性の衣類は、皮膚刺激やアレルギー性皮膚炎を引き起こす恐れがある。

ソウル市は該当するプラットフォームに即時の販売中止を求める一方、海外からの個人輸入製品は国の安全認証マークである「KC認証」を受けておらず、安全性が保証されていないケースが多いと指摘。購入前に製品情報や表示を細かく確認するよう消費者に促している。市は来月も水着や水泳帽、水遊び器具などの安全性検査を継続する方針で、結果は公式ホームページなどで随時公開するとしている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular