2024 年 4月 20日 (土)
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化粧品もオンラインで手軽に、スピード成長する韓国「e-ビューティー」

ビューティーカーリーのモデル、BLACKPINK(ブラックピンク)のメンバー、ジェニー(写真提供=カーリー)(c)MONEYTODAY

新型コロナウイルスのエンデミックでオンライン市場の成長が鈍化するなか、韓国の主要eコマース(ネットショッピング)業者などが専門プラットフォームを作ったりオフライン店舗を活用したりするなど、ビューティー事業の拡大に乗り出している。

2022年主要流通業者売り上げ動向によると、オンライン流通業界の化粧品(ビューティー)商品群の売り上げは前年比18%増加した。サービス・その他の商品群(22.7%)に次ぐ高い伸び率だ。オンライン全体の売り上げの伸び率が9.5%と2年連続で鈍化する一方で、オンラインビューティー市場はむしろ上昇傾向にあり、昨年の化粧品商品群は全体で唯一、毎月2桁の売り上げ伸び率を記録した。

韓国の主要eコマース業者もオンライン浸透率が30%台と低いビューティー市場攻略に拍車をかけている。

食品の早朝配達から業界に入った「カーリー」は昨年11月、プラットフォーム「ビューティーカーリー」を開いた。2016年から食品以外に拡大する戦略を取っている。ビューティーに特化したプラットフォームを別に作ったのは初めてで、これによって開設から1カ月でブランドビューティーの売り上げを3倍以上引き上げた。

「クーパン」もビューティーカテゴリーに「クリーン・ビーガンビューティー」のタブを別途作った。動物性原料を使用していないビーガン化粧品で「優しい消費」を目指す消費者のを攻略を狙う。

オフライン基盤のeコマースも「ビューティー」ブームだ。「ロッテオン」「SSGドットコム」などは百貨店と連携して商品販売できるメリットを生かしている。

ロッテオンは昨年4月、プレミアムビューティー専門館「オン・アンド・ザ・ビューティー」を立ち上げ、120余りのブランドを運営している。これを通じて「ロッテオンビューティー」の売り上げを以前より30%ほど増やした。百貨店基盤を生かしてシャネル、イブサンローランなど有名ブランドの出店に続き、ロッテワールドタワーなどオフライン店舗にプレミアムショップである「オン・アンド・ザ・ビューティー」を展開し、オン・オフ連係にも乗り出した。

SSGドットコムも昨年7月、ビューティー専門館「マンデームーン」をリニューアルし、eコマース業者では販売していないブランド化粧品を扱っている。特に先月9日から15日まで「ビューティー・スックセール」を開き、この期間のビューティー売り上げが前年同期より225%増加した。

(c)MONEYTODAY

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