2024 年 4月 20日 (土)
ホーム経済不動産住む場所も食べ物もない…物価高に苦しむ浪人生 (下)

住む場所も食べ物もない…物価高に苦しむ浪人生 (下)

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鷺梁津近隣の考試院の費用は月25万~50万ウォン。数年間、同じ価格帯を維持している。昨年まで不動産売買価格の高値が続き、チョンセとウォルセまで上がり続けているのとは対照的だ。

鷺梁津で3年間、公務員試験の準備をしている就活生A氏。「考試院で暮らしていたが、両親の支援を受けて昨年、チョンセの住宅を探そうと試みたが、持っているお金ではまったく足りなかった。ウォルセの住宅でも、と探したが、考試院より2倍以上高くてあきらめた。ずっと考試院で暮らさなければならない運命のようだ」。こう苦笑いした。

KB不動産の月間住宅価格動向(95.86平方メートル以下のマンション対象)の資料によると、4月のソウルのマンションのウォルセの指数は、関連統計が作成された2016年以後、過去最高値の101.8を記録した。

数年間で不動産価格が急騰したうえ、金利引き上げでチョンセの借入金も負担が大きくなり、ウォルセの住宅を選ぶ人が増えたことによるものだ。

幸い、まだ学生街のチョンセ・ウォルセの相場は安定している。

ソウル市冠岳区の大学洞の不動産仲介業者らは最近、考試村の不動産景気について一様に否定的な様子だった。

奉天洞(ポチョンドン)にある不動産仲介業者B氏は「新型コロナウイルス感染以後、ワンルームのウォルセは上がっていない。新築だけが10万ウォン程度上がった状況」と話した。

新型コロナウイル感染で考試村の住人が多数流出し、この地域の不動産景気が低迷したためと分析される。

一人暮らしの悩みは、天井知らずに上がる外食価格だ。

韓国消費者院の価格情報ポータルの「チャムカギョク」によると、4月現在、ソウルのジャージャー麺の価格は6146ウォンで、1年間で14.1%上昇し、初めて6000ウォンを超えた。同期間、冷麺価格は9.5%上がり、平均1万192ウォン。初めて1万ウォンを上回った。

永登浦区(ヨンドゥンポグ)に住む一人暮らしのイ・ヨングァンさん(27)は「外食したら1人当たり1万ウォンを超え、出前を頼むにも配達費がもったいない。お金を節約するために大型スーパーに行って卵1パックを買い、1食は目玉焼き、もう1食はゆで卵にして食べる」と嘆いた。

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