
韓国で、数年間にわたり積み上げてきた料理のレシピから店舗運営のノウハウ、広告戦略にいたるまで、自身のすべてを教え込んだ実の妹夫婦に裏切られ、同じ商圏に同業態の飲食店を開かれたという兄の悲痛な訴えがインターネット上に投稿され、猛烈な批判を浴びている。妹夫婦は話し合いを求める兄の電話やメールを完全に遮断(着信拒否)しているといい、ネットユーザーからは「恩を仇で返すとはこのことだ」と怒りの声が広がっている。
オンラインコミュニティーに21日、「実妹夫婦に裏切られ、背信感で眠れない」と題した投稿があった。韓国・南楊州で5年前からキムチ蒸しのデリバリー専門店を経営しているという投稿者は、既製品に頼らず独自のレシピを開発して現在の商売を軌道に乗せたという。
事の発端は、これまでに何度も事業に失敗していた妹夫婦から「飲食業を学びたい」と助けを求められたことだった。投稿者は実の家族である妹夫婦を信頼し、苦労して開発したレシピはもちろん、日々の運営方式、広告の出し方、割引イベントの仕掛け方まで、数年分のノウハウを無償かつ無契約で惜しみなく伝授した。
ところがその後、妹夫婦は自らの既存店舗を閉め、あろうことか投稿者の店と同じ地域、同じデリバリー商圏内で、メニューまで全く同じキムチ蒸しの店をオープンさせた。この時点では「妹たちも食べていかなければならない」と理解を示した投稿者だったが、妹夫婦から「商売が難しい」と再度泣きつかれると、追加の広告運営法や割引戦略まで教えてやったという。
しかし、ノウハウを吸収し尽くした妹夫婦の行動は冷酷だった。提供価格を大幅に下げて割引イベントを連発し、全く同じ顧客層をターゲットに兄の店へ正面から価格競争を仕掛けてきたのだ。メニューの紹介文までもが兄の店の盗用に近い状態だった。
耐えかねた投稿者が「同じ地域、同じメニューで泥沼の競争をするのは商道徳に反する。せめて割引や価格設定くらいは調整してほしい」と対話を求めたところ、妹夫婦は兄からの電話やメッセージをすべて拒否し、音信不通を決め込んだ。投稿者は「すべてを学んでおきながら価格を下げて競合し、挙句の果てに連絡を遮断するのが家族のすることなのか。恩知らずな行動に、裏切られた怒りと悔しさで震えが止まらない」と訴えた。
この投稿に対し、ネットユーザーからは妹夫婦を厳しく非難するコメントが殺到。「学べるだけ学んで商圏を荒らし、着信拒否するなんて人間の皮を被った悪魔だ」「家族だからこそ守るべき一線を完全に越えている」「兄は今すぐすべての情を捨てて法的な対応を検討するか、一切の縁を切るべきだ」といった声が相次ぎ、大きな波紋を呼んでいる。
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