2026 年 6月 29日 (月)
ホームエンターテインメント韓国「イカゲーム」ベテラン俳優、強制わいせつ罪で無罪確定…最高裁も支持した2審の“疑わしきは被告の利益に”判断

韓国「イカゲーム」ベテラン俳優、強制わいせつ罪で無罪確定…最高裁も支持した2審の“疑わしきは被告の利益に”判断

俳優オ・ヨンス(c)news1

劇団員の女性への強制わいせつ罪に問われていた韓国のベテラン俳優オ・ヨンス氏(81)に対し、韓国最高裁が検察側の上告を棄却し、無罪が最終確定した。これにより、足かけ4年に及んだ法廷闘争は終結した。

大法院(最高裁)第3部は25日、強制わいせつ罪に問われたオ・ヨンス氏に無罪を言い渡した原審(控訴審)判決を支持し、検察側の上告を棄却する決定を下した。

オ・ヨンス氏は2017年8月、演劇公演のため地方に滞在していた際、劇団員だった女性に大邱(テグ)の散歩道で「抱きしめてみよう」などと言って抱きついたほか、同年9月には女性の自宅前で頬にキスをしたとして、2022年11月に起訴されていた。

1審(地裁)は被害者の供述の信頼性を認め、オ・ヨンス氏に懲役8カ月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。しかし、2025年11月の2審(高裁)は一転して1審判決を破棄し、無罪を宣告した。

2審は「被告が被害者に不適切な言動をした可能性は高い」としつつも、ハグの強度だけでは強制わいせつと断定しがたい▽被害者の日記にオ・ヨンス氏への親近感を示す記述や安否を気遣うメッセージのやり取りがあった――ことを指摘。さらに「時間の経過に伴い被害者の記憶が歪曲された可能性があり、犯罪の証明において疑わしきは被告人の利益にという原則に従うべきだ」と判断した。

また、オ・ヨンス氏が当時ドラマ「イカゲーム」のヒットで注目されていたため、波風を立てないよう事前に謝罪した可能性にも言及した。

オ・ヨンス氏は米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)の大ヒットドラマ「イカゲーム」で“カンブおじいさん”ことオ・イルナム役を演じ、2022年1月に第79回米ゴールデングローブ賞のテレビ部門で韓国人俳優として初めて助演男優賞を受賞するなど世界的な名声を博した。だが、今回の事件により韓国国内では出演停止処分などの制限を受けていた。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular