韓国・釜山（プサン）のペット美容室で生後11カ月の子犬が虐待され頭がい骨を骨折する事件が起きた。飼い主がSNSで防犯カメラ映像を公開した。
映像には、3月15日に美容室の店主が施術中の子犬を床にたたきつける様子が映っていた。犬は手足を硬直させ苦しみ、病院での検査で頭がい骨の損傷が判明。獣医は「非常に深刻」との見解を示した。
店主は美容業から身を引くと口にする一方、裏では「数カ月もすれば忘れられる」と話していたとされ、飼い主は「恐怖で身の毛がよだつ」と述べた。また、店主が「他にも大丈夫だった犬がいる」と話していたことから、過去にも虐待があった可能性を指摘している。
だが、飼い主が映像公開後、店主から届いた投稿削除を求めるメッセージには「法的対応を準備中」と記載されていた。
飼い主は「和解を持ちかけておきながら一方的に連絡を絶ち、弁護士の名刺を送りつけてくるとは」と批判。病院代についても「店主が支払うと約束していた」と説明した。
一方、店主は取材に対し、一部費用を支払ったとしつつ、飼い主による金銭要求やスタッフへの脅迫などを問題視している。さらに第三者が店舗の住所を公開し、虚偽の売却情報を流したとして名誉毀損や営業妨害で法的措置を取ると明言した。
飼い主は「本当に反省しているなら犬の様子を見に来たはず。人としての責任を果たしてほしい」と訴えている。
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