ソウルで21日、「個人情報未来フォーラム」第4次会議が開かれ、「技術の時代-未来産業とプライバシー調和」をテーマに、人工知能（AI）やロボット産業と個人情報に関する議論が交わされた。個人情報保護委員長や未来フォーラム委員ら約20人が参加した。
参加者からAIロボットサービスが商用化されるための前提条件として、個人情報収集・取り扱い基準に対する議論が不可欠だとの意見が出た。個人情報をいつ、どこで、どのように、どのような目的で使用するかを決定できる個人情報の主体による主権行使とも関連があるという説明だ。
韓国のスタートアップを支援する社団法人「コリアスタートアップフォーラム」のチェ・ソンジン代表は「食堂で常連客とわかってサービスされることを喜ぶ人がいる。半面、20～30代の若い男性たちは、食堂の主人に常連だと気づかれると2度と行かない。新しい彼女と食堂に行って『前とは別の方と来ましたね』といわれる。これでは困る」と指摘した。
利用者が状況に応じて「より便利で品質の高いサービスが必要だ」あるいは「そうでない」と選択し、情報収集を維持・活用できるようにする議論が必要だ――チェ代表はこう指摘する。
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