2025 年 6月 16日 (月)
ホーム社会「高級」子犬の正体は“偽ブランド犬”…韓国SNSで業者を実名告発「それは競売犬」

「高級」子犬の正体は“偽ブランド犬”…韓国SNSで業者を実名告発「それは競売犬」

投稿者提供(c)news1

「プレミアムブリーディング」を掲げて高額で子犬を販売していた一部業者が、実際には競売で仕入れた犬を「高級犬」と偽って販売している実態が韓国のSNSで暴露された。

SNS「スレッド」に6日、「プレミアム販売の実態を明かす」と題した投稿があり、競売で落札された犬が2000万~3000万ウォン(約212万~318万円)で再販売されていると指摘。ブリーダーを名乗る業者が各地の競売場に出入りしている写真も公開した。

投稿者は、ペットショップによる子犬の輸出や管理の実態についても告発。公開された写真には、狭い箱に押し込められた子犬たちが顔を出す様子や、まるで梱包された商品のように並べられた箱の中に犬が収められている光景が写っていた。これらは主に日本や米国に輸出され、現地の業者が再販売しているという。

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投稿では問題のあるペットショップの実名も挙げ、「この非倫理的な流通構造を告発し、生き物がモノのように扱われない社会の実現に貢献したい」としている。

ネット上では「出どころを偽るのは詐欺ではないか」「自分の犬がこんな環境で育ったら怒りを覚える」「告発してくれてありがとう」といった反応が相次いだ。

一方、名前の挙がった業者は「昨年10月まで月に1~2回競売場に通い、犬を調達して海外に販売していた。競売に対する否定的なイメージがあるので十分説明せずに販売してしまった点については申し訳なく思っている」と謝罪した。

民間団体「動物自由連帯」は「販売経路を偽って動物を販売しても明確に取り締まる法制度が整っていない。そもそもペットショップで動物を購入するという需要そのものに問題がある。制度整備と市民意識の変革が不可欠だ」と話している。

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