
韓国の江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)にあるスンデクッパ(韓国風モツ煮込みご飯)店が使い残したカクテキ(角切りキムチ)を再利用している、との告発が拡散している。
きっかけはインフルエンサーがSNSに投稿した「カクテキ再利用スンデクッパ店」という映像。インフルエンサーは「旅行中、人気のスンデクッパ店に行列ができていたので、時間の都合で近くの別の店に入ったところ衝撃的な場面を目撃した」と語った。
店主は素手で料理を扱っていたが、味は良かった。だが、会計の際、店主が素手でコインを扱い、その手で次の客のスンデを切って提供していた。
さらに大きな問題がその後に起きた。女性店員が客の食べ残しを片付ける際、カクテキだけを別の容器に集めていたのだ。廃棄用のバケツのようにも見えたが、中にはおたまが入っていたので再利用のための容器だと気付いた。自分たちが食べ残したカクテキもその中に入れられるのを確認したという。
インフルエンサーは「スンデも少し残したが、それもどこかに分けていた。スープはおいしくて完食したが、原州名物がこうした問題で評判を落とさないことを願っている」と投稿を締めくくった。
ネットユーザーたちは「これは食品衛生法違反だ」「すぐに食品医薬品安全処に通報して証拠映像を提出すべきだ」「カクテキやキムチ類は再利用されやすいから必ず自分でまとめて捨ててから出る」と怒りをあらわにした。
また「カフェや飲食店でもラテックス手袋をしたままトイレに行き、そのまま会計や片付け、皿洗いまでしているのを見たことがある」など、飲食店全体の衛生意識を問題視する声も上がっている。
(c)news1