2025 年 6月 6日 (金)
ホーム政治韓国航空宇宙産業、固定翼航空機の「無事故」試験飛行「1万時間」突破

韓国航空宇宙産業、固定翼航空機の「無事故」試験飛行「1万時間」突破

無事故飛行の懸垂幕掲示式=韓国航空宇宙産業(c)KOREA WAVE

韓国航空宇宙産業(KAI)は2日、固定翼航空機の試験飛行で、無事故飛行1万時間を達成したと発表した。

KAIは1999年の創立以来、20年以上にわたりKT-1、T-50、FA-50、KF-21など約800機の固定翼航空機を開発・生産してきた。

無事故飛行の機種別記録は、KF-21が約1350時間、T-50系列が約6350時間、KT-1系列が約1500時間、KC-100が約830時間。

この成果は、試験飛行操縦士の熟練度だけでなく、整備士との信頼とチームワーク、試験飛行データの分析・品質管理、安全管理に至る全ての部門の有機的な協力によるもの。

開発試験飛行は、地上・空中での点検は1万項目を超え、極限の条件下でのテストを通じて航空機を検証する過程だ。一般の飛行に比べてリスクが高い。

KAIは過去のKT-1やT-50系列航空機の試験飛行ノウハウをもとに、2026年の体系開発完了を目標に開発中のKF-21の試験飛行を安定的に進めている。試験飛行に関する高いレベルの危機管理能力と精密な技術力がグローバル市場でも認められている。

KAIのチャ・ジェビョン部門長は「今回の試験飛行1万時間の達成は、KAIの航空技術の安定性と信頼性をグローバル市場に証明できる重要なマイルストーンだ。今後も顧客に信頼されるグローバル企業となるよう最善を尽くす」と述べた。

KF-21韓国型戦闘機は5月20日に量産1号機の最終組立てに着手し、量産機の本格的な地上および飛行試験に入る。

KF-21は2022年7月に試作機の飛行試験を開始して以来、空中給油や空対空兵装の発射成功など、さまざまな任務において航空機の優れた性能を検証している。開発期間は10年6カ月で、2026年下半期に量産1号機の納品を手始めに、韓国空軍での戦力化が予定されている。

(c)KOREA WAVE

RELATED ARTICLES

Most Popular