2025 年 3月 17日 (月)
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韓国サムスン電子、R&D・設備投資が過去最大…雇用も拡大

ソウル市瑞草区にあるサムスン電子の社屋(c)news1

韓国サムスン電子は、業績不振にもかかわらず、2024年の研究開発(R&D)および設備投資額が過去最高を記録した。特に人材確保を強化し、社員数も2年連続で過去最多を更新した。

同社の「2024年度事業報告書」によると、昨年の設備投資額は53兆6461億ウォンで、前年(53兆1139億ウォン)を上回った。投資の大半は半導体事業を担当するDS部門に集中し、46兆2792億ウォンを投じた。

一方、ディスプレイ事業(SDC)向け投資は2023年の2兆3856億ウォンから4兆8351億ウォンへ倍増した。

研究開発費は35兆215億ウォンと過去最高を記録し、売上高に対するR&D比率も11.6%で最大水準となった。これにより、サムスン電子は韓国内で7804件、米国で9228件の特許を登録し、特に米国では前年(8958件)より270件増加した。

雇用面では、2024年末時点の国内従業員数が12万9480人となり、前年比約4600人増加。DS部門で4450人、DX部門で226人増員した。平均年俸は、DS部門の業績回復によるボーナス増加で前年より1000万ウォン増え、1億3000万ウォンに達した。

一方、社内取締役の報酬は減少している。昨年、社内取締役5人の報酬総額は286億7000万ウォンだったが、退職金を除く1人当たりの平均は38億5700万ウォンで前年より5億4500万ウォン減った。ハン・ジョンヒ副会長の報酬は約52億ウォンで前年より17億ウォン減、ノ・テムン社長も50億9800万ウォンで前年(62億ウォン)より12億ウォン減少した。

(c)news1

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