
韓国のYouTubeチャンネル「探求生活-お金になる人生の話」で6日、「おじいちゃん・おばあちゃんの幼稚園を作り、月3000万ウォン(約330万円)を稼ぐ36歳社長」という動画が公開された。
動画は、光州(クァンジュ)広域市で「ノイン(老人)デイケアセンター」を運営するシン・スンジュン氏(36)の1日を紹介したもの。センターでは歩行が困難な高齢者や認知症患者を受け入れている。
シン氏は以前にも収入を公開したことがあり、「お年寄りを利用して金もうけしている」「社会福祉事業でそんなに稼ぐべきではない」といった批判が殺到。母親にまで「息子の行動は問題だ」「育て方を間違えた」といった電話がかかってきた。収益の公開には今も賛否がある。
これに対し、シン氏は「YouTubeは結果だけを見せるメディアで、それまでの苦労を省略している。良いことをしながら貧しく生きるべきなのか」と反論した。
現在シン氏は2号店もオープンさせており、その収益についても説明している。「2号店はまだ開業6カ月だが、ようやく黒字化した。それまでは持ち出しだった」と語った。
デイケアセンターの収益構造については「利用料の85%は社会保険で賄われ、残り15%を利用者が負担する。例えば、要介護4級の高齢者70人が利用すると、1日の売り上げは約390万ウォン(約43万円)。ただし、スタッフの人件費や運営費がかかるため、最終的な利益は20%未満だ」と説明した。
シン氏は「好きな仕事で成功するのは簡単ではないが、利用者が満足するサービスを提供し続けることが重要だ」と強調した。
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