
韓国JTBCの報道番組「事件班長」が7日、歩行者優先道路でクラクションを鳴らしたドライバーが歩行者の男性から脅迫された事件を取り上げた。
映像などによると、被害に遭ったのは女性ドライバーで、先月21日、夫と6歳の娘、4歳の息子を乗せて、息子の幼稚園に向かっていた。その際、道路の真ん中を男性グループが歩いていたため、短くクラクションを鳴らした。すると男性が「ドアを開けろ。開けないと行かせない。なぜクラクションを鳴らしたのか」と言い、車の行く手を遮った。
後続車も立ち往生し、トラックドライバーが抗議すると男性は暴言を浴びせた。さらに女性の夫に「お前の妻か? ならちゃんとしろ」と罵倒し、つばを吐きかけた。
警察が出動すると、男性は「歩行者優先道路でなぜクラクションを鳴らすのか」と怒鳴り、抵抗した。警察は「クラクションを鳴らしただけでは違反にならない」と説明したが、男性はあくまで「クラクションで被害を受けた」と主張した。
映像を見た視聴者からは「ドライバーもクラクションを鳴らすべきでなかった」という意見がある一方で、「暴言やつばを吐くのは行き過ぎだ」との声もあった。
出演していた弁護士は「男性の行動は脅迫や暴行、公務執行妨害に当たる可能性がある」と指摘した。
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