韓国・済州航空機事故でバードストライク(鳥との衝突)が主な原因の一つとされる中、一部のネットユーザーが鳥専門ユーチューバーの動画に中傷コメントを投稿し、物議を醸している。
事故後、登録者数49万人を抱える鳥専門ユーチューブチャンネル「鳥オタク」に対し、一部のネットユーザーが「鳥のせいで数百人が亡くなったのに、こんな時にまだチャンネルを運営するのか」「鳥が多くの人を死なせた」といったコメントを投稿した。
この投稿はすぐにオンラインコミュニティで拡散され、他のネットユーザーから「理不尽だ」との声が上がった。
また、「鳥のせいで飛行機が墜落したのに、なぜ猫のように駆除しようという話にならないのか」「猫には餌をやるなと言うのに、鳥には餌をやってもいいのか」といったコメントも投稿された。これらは、猫の餌やり活動を続ける「キャットマム」によるものではないかとの推測が広がった。
背景には、過去に「鳥オタク」が公開した動画がある。この動画で「鳥オタク」は「野良猫が天然記念物に指定されているフクロウなどを捕食している」「飼うことができないなら外で餌を与えないでほしい。他の生き物も大切にしてほしい」と訴えていた。この発言がキャットマムたちの反感を買ったことがあり、今回の中傷コメントもその延長と見る声がある。
ネットユーザーたちはこれらのコメントに対して「こんな大惨事まで利用して中傷するなんて」「事故をここまで歪曲して責任を押し付けるなんて信じられない」と批判の声を上げている。
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