韓国の主要航空会社が10月から、国際線の燃油サーチャージを一斉に引き下げる。これは、燃油サーチャージの基準となるシンガポール航空燃料価格が最近下落しているためだ。
大韓航空、アシアナ航空、済州航空、ジンエアー、ティーウェイ航空などの航空各社が全路線で燃油サーチャージを引き下げる。大韓航空の場合、短距離路線(499マイル未満)では約4200ウォン(約450円)、長距離路線(ニューヨークやシカゴなど)では最大で約3万800ウォン(約4100円)の引き下げが予定されている。同様に、アシアナ航空も短距離路線で約4500ウォン(約480円)、長距離路線で最大2万9700ウォン(約3200円)の燃油サーチャージの値下げを発表している。
低コスト航空会社(LCC)も同様に燃油サーチャージを引き下げ、済州航空では最低で4ドル(約570円)、最大で7ドル(約1010円)までの値下げが予想されている。
この引き下げは、国際原油価格の安定化に伴い、シンガポール航空燃料価格(MOPS)が2か月連続で下落したことが背景にある。しかし、最近国際油価が再び上昇傾向にあるため、11月には燃油サーチャージが再び上昇する可能性があるとされている。
航空業界関係者は、航空券を購入する際には燃油サーチャージの変動を考慮し、発券時期を慎重に選ぶことが重要だと述べている。
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