ソウル市恩平区（ウンピョング）のマンション団地で7月、隣人を日本刀で襲い、死亡させた30代男性の父親が、息子の行為を称賛したことで世間の怒りを買っている。
被害者の遺族は4日、名誉毀損の疑いで容疑者の父親をソウル西部警察署に告訴した。父親はインターネット上で息子を擁護するコメントを繰り返し投稿し、被害者の名誉を傷つけた疑いがある。
父親は「息子は自己犠牲を払い、大義のために行動した」「もし息子の犯行動機が国家の安全を守るためであれば、国家は相応の報酬を与えるべきだ」「息子は中国のスパイを処断するためにこの行為に及んだ」などのコメントを20回以上も書き込んだという。
これに対して被害者の妻は「なぜこんなおかしな人間に大切な夫が殺されたのか理解できない」と憤りをあらわにし、社会全体に対する不満も口にした。
遺族は現在、容疑者の父親と同じ棟に住んでおり、身の安全を守るため警察に保護を求めている。
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