韓国で低出生・高齢化がこのまま進行すると、30年後から人口が毎年1%以上減少していくとの予測が出ている。約100年後には、人口が2000万人を下回るとみられる。
統計庁の推計によると、2054年の人口は、中位推計基準を適用した場合、前年より1.03%減少するとみられる。人口推計にあたっては、低位、中位、高位の推計基準があり、高位推計は最良の場合、低位推計は最悪の場合を仮定している。
人口成長率は2022年に-0.19%だったが、2034年に-0.20%、2038年に-0.30%、2041年に-0.42%、2044年に-0.53%となり、減少幅が次第に大きくなる見通し。その後、2054年には-1.03%に達する。
現在の低出生・高齢化の傾向が続くと、韓国のすべての市道で人口消滅が懸念される。統計庁の2052~2122年の市道別長期推計によると、約100年後の2122年、韓国の人口は1936万人となり、2000万人台を割る見通しだ。
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