ソウル市が清渓川(チョンゲチョン)へのペットの出入りを認める案を検討する中、反対意見が賛成を上回っていることがわかった。
ソウル市などによると、清渓川は利用者が多いことから事故を懸念して2005年からペットの出入りが禁止されている。
今年3月時点でソウル市に登録されたペットは計61万2000匹。この10年間に生まれた新生児の合計より多く、10軒に1軒は犬を飼っている計算になる。
ペットを飼う人が増え、他の河川沿いと同様にペットが入れるようにすべきだという意見が出たため、ソウル市は請願を受け付ける形で市民の意見を取りまとめた。
その結果、寄せられた66の意見のうち、反対が46、賛成が20だった。
反対意見は「清渓川の散歩道は狭く、かまれる恐れがある」「犬のリードに足が引っ掛かって倒れそうになった」「利用客の衛生のため出入りを禁止してほしい」などだった。
これを受けてソウル市は、全面許可ではなく、訪れる人が少ない一部地域に限ってペットの出入りを許可する区間を設ける案などを検討している。
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