韓国の放送局JTBCの番組「事件班長」はこのほど、ある有名ベーカリーの直営店の非衛生的な食品管理体制を写真で暴露した。きちんと包装をしていないままケーキを汚い倉庫に保管していたのだ。
このベーカリーは全国各地に直営店を保有しており、加盟店も数十カ所に上る。写真には、ゴミが散らばっている倉庫のような空間に、包装されていない数十個のケーキがボックスに入り、積まれている様子が写っていた。
情報提供者の説明によると、写真が撮られたのは昨年のクリスマスシーズンで、受けた注文が多すぎて冷蔵庫に入り切らず、ケーキを倉庫に無造作に積んでおいたという。
ケーキは1～2日間、倉庫で放置され、予約客にそのまま販売され、一部は他の支店に送られたという。会社の内部でも「ケーキをあのように置いても良いのか」との指摘が上がったが、会社側は「あれをどうやっていちいち包装するのか」として問題を放置していたという。
その倉庫には普段、子犬や猫などの動物が出入りし、ゴキブリが発見されたこともあるという。
会社側は「大型物流倉庫や冷凍庫がないので、ケーキ保管場所が十分ではなかった」とし、「長期間放置したわけではなく、一定の包装をしてしばらく置いただけだ」と釈明した。
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