2024 年 11月 26日 (火)
ホーム経済半導体サムスン電子、LG電子、昨年売上が過去最大

サムスン電子、LG電子、昨年売上が過去最大

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韓国のサムスン電子とLG電子が昨年、新型コロナウイルス感染の長期化にあって、ともに過去最高の売上を記録した。両社はそれぞれ主力製品の半導体と家電を前面に押し出していた。

◇サムスン電子、新型コロナを突き破って「半導体好況」

サムスン電子は7日、2021年第4四半期連結基準で売上高76兆ウォン、営業利益13兆8000億ウォンの業績を達成したと発表した。四半期基準で過去最高の売上高となる。

前年同期比で2.73%増。同年第3四半期にも73兆9800億ウォンと過去最高を記録していたのを、わずか3カ月で更新した。営業利益も前年第4四半期の9兆500億ウォンに比べ52.49%増。

同社は予想外の「新型コロナ特需」があったとしている。

金融情報「FnGuide」の業績コンセンサス(証券会社の見通し平均)と比較した場合、売上高は見通し(276兆3398億ウォン)を上回ったが、営業利益は見通し(52兆6860億ウォン)を下回った。ただ、業界では、これは特別成果給の1兆1000億~1兆2000億ウォンが支給されたことによるものとの見方が強い。

この伸びの背景には、昨年の半導体好況がある。

当初、同社主力事業部門のメモリー半導体DRAM市場が、昨年第4四半期の低迷期に入り、同社の勢いがやや減速するとの予測が強まった。だが、実際には年末までDRAM市場の需要が堅調に推移し、大幅増益に寄与した。半導体部門の営業利益だけでも30兆ウォンに上る見通しだ。

モバイル部門でも第3世代折りたたみ式スマホ「Galaxy Z Fold3」「Galaxy Z Flip3」などで好調な売れ行きが続いた。

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◇LG電子も過去最高74.7兆ウォン

LG電子も同日、昨年の第4四半期暫定業績発表で、売上高と営業利益がそれぞれ21兆89億ウォン、6816億ウォンを記録したと発表した。売上高は前年同期比20.7%増。四半期で20兆ウォンを突破したのは初めて。営業利益は前年同期比21.0%減。

昨年の年間売上高は74兆7219億ウォン、営業利益は3兆8677億ウォン。売上高は前年比28.7%増で、年間70兆ウォン超は初めて。だが営業利益は前年比1.0%減で成長は低迷する。売上高は「FnGuide」業績コンセンサスの73兆7031億ウォンに合致している。

同社関係者は「昨年第4四半期の物流費の引き上げと原材料価格上昇などの影響で、営業利益が小幅に減少した」と説明している。

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