2024 年 11月 24日 (日)
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仮想人間で価値急騰…クレオンすでに2000億ウォン

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仮想人間製作ソリューションスタートアップ「クレオン(Klleon)」の価値が半年で5倍の2000億ウォンに急騰した。ライバル会社よりも安くて早く仮想人間をつくるという差別化したソリューションで市場を攻略したからだ。すでに国内スタートアップ2社が企業価値2000億ウォンと評価され、仮想人間関連のユニコーン企業の誕生も遠くないという見通しが出ている。

ベンチャー投資業界によると、クレオンは最近、300億ウォン規模の投資誘致を進めていることが確認された。今回評価された企業価値は2000億ウォン程で、すでに投資家もある程度確保したという。昨年12月、40億ウォンの投資を誘致した際、企業価値が400億ウォンだったことに比べれば6カ月で5倍に増えた訳だ。これは「ディープブレインAI(Deep Brain AI)」などのライバル会社より速い成長速度だ。

クレオン関係者は「まだ投資誘致を進めており、投資家リストなどを公開するのは難しい」としながらも「多数の投資家がすでに投資に参加した状態で、6~7月ごろにはラウンドが終わるだろう」と話した。

クレオンの仮想人間製作ソリューションの紹介HP(写真=クレオン)©MONEYTODAY

クレオンは2018年に設立のスタートアップだ。AIディープラーニング技術で仮想人間を製作するソリューションを開発した。2016年に設立されたディープブレーンAIや2014年に設立された「マインズラボ(MINDs Lab)」に比べて後発だが、写真1枚と1分程度の音声データを活用して、製作期間は3日前後に短縮させ、差別化を図った。費用も顧客会社の導入範囲によって最低で100万ウォン台まで下げた。

投資業界は、このような大衆化戦略がクレオン成長の背景だと評価している。

業界関係者によると、「ロージー(Rosy)」「異世界アイドル」など、仮想インフルエンサーの人気が高まり、産業界の仮想人間の需要が増えている。だが、必須データ確保▽2カ月余りという製作期間▽最大1億ウォンの製作費――などにより、導入が容易ではない状況だ。クレオンが導入の障壁を下げて、市場を攻略しているという説明だ。

積極的に海外市場を開拓している点も強みだ。

現代自動車やKB証券などの韓国企業はもちろん、シンガポール国立科学博物館、日本のファッション企業「豊島」などがクレオンの仮想人間製作ソリューションを導入した。これによってつくられたダビングソリューション「クリング(klling)」は、グローバル知識共有プラットフォームテッド(TED)と共同事業を進めている。

クレオンの仮想人間製作ソリューションの紹介HP(写真=クレオン)©MONEYTODAY

仮想人間市場が成長を続け、ユニコーン企業の誕生も遠くない。

昨年9月、ディープブレーンAIはポスコ技術投資などから500億ウォンの投資を誘致し、2000億ウォンの企業価値が認められた。また別の仮想人間ソリューション企業「マインズラボ(MINDs Lab)」は昨年、1800億ウォンの企業価値で上場した。

仮想インフルエンサーの人気は今年もずっと続いている。

仮想インフルエンサー「ロージー」は今月初めSBSラジオ「2時脱出カルトゥショー(Cultwo Show)」にゲスト出演して活動の領域を広げた。音源を発売したYouTube仮想インフルエンサー「異世界アイドル」は3月第2週ガオンチャート(Gaon Chart)でダウンロード1位を記録した。今月登場した「イソリ(SORI)」はライブコマースでショーホストとして活躍している。

業界関係者は「企業が人件費節減のために、kioskやチャットボットのように仮想人間サービスを導入しようとする動きを見せている。誰もが仮想人間を製作して活用できるよう導入ソリューションを開発するスタートアップの成長が続くだろう」と話した。グラフィックや音声技術、自然語処理(NLP)技術をめぐり、今後も業界での競争も加速化するとみられる。

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