
高校野球の大会中に5・18民主化運動(光州事件)を揶揄(やゆ)する応援フレーズを叫び、全国大会への「出場停止6カ月」という重い懲戒処分を受けたソウル・培材(ペジェ)高校を巡り、学校の正門前が抗議と擁護の「花輪の戦場」と化し、陣営対立の縮図となっている。
オンラインコミュニティーやSNSには2日、培材高の正門前に並んだ大量の花輪の写真が拡散。学校や野球部を批判する立場から届けられた弔花輪には、「勝利より先に学ぶべきことは尊重だ」「民主化運動を侮辱した培材高の廃校を哀悼する」「野球界から排除せよ」といった過激な批判の文言が並んだ。
花輪の足元には、在校生の親とみられる人物が設置した「息子たちよ、傷つかないで。母さんが守ってあげる」という手書きの案内文も確認されている。
これに対し、一部の保守系支持層からは学校を擁護する応援花輪も続々と届けられ、対抗措置を見せている。それらのリボンには「誇らしい培材高、頑張れ」「自由の精神を支持する。スポーツを汚す5・18は拒否する」といったメッセージが記され、正門前で双方が真っ向から衝突する形となった。
また、これに先立ち「学校前に設置された抗議の弔花輪を、培材高の生徒が蹴って破壊した」という目撃談も浮上し、ネット上で物議を醸している。
同校の野球部は6月29日の青龍旗大会で、光州第一高校を相手に「スターバックスに行こう」「タンクデー」といった地域差別的かつ歴史を侮辱する掛け声を連呼。単なる野次を越えたヘイト行為として大炎上し、大韓野球ソフトボール協会(KBSA)は1日、緊急のスポーツ公正委員会を開いて同校に6カ月の対外試合出場停止という厳しい処分を下した。
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